ちぃの咽頭麻痺について

ちょっとたまには、我が家の犬のコトも、アップしたいと思います。
☆長女犬のちぃ(推定13歳)の喉頭(咽頭)麻痺について・超長文です☆
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(実は何かのお役に立てればと、暑くなる前にアップしたいと思っていた記事ですが
残暑の時期となってしまいました・・・汗)

ちぃは元々、ファイン、ホク、ダン、さくら達と同じ、ドッグカフェアンジーさん出身、
沖縄から来た元保護犬です。

アンジーさんの所には、どこからもレスキューされない秋田犬がいっぱい、
他にもミックスなどが常にいっぱい家族を待っています。
ご興味ある方、ご連絡下さいね。

ところで、”喉頭麻痺”って聞きなれない病名ですが、
実は専門医のお話では
”飼い主が気付かないだけで、軽度のものを含めると
レトリバー種の大体20パーセントが、かかっている可能性がある”病気です。

運動後や、暑くなると喘息のようにヒューヒューゼーゼー呼吸に雑音が混じり、
息が荒く苦しそうになるのが咽頭麻痺の特徴で、
油断して放置すると気管がくっついて閉じてしまい呼吸困難に、手遅れで死に至る怖い病気です。

詳しくはお友達のあむママさんが説明して下っているのでこちらをどうぞ!!


さて、我が家のちぃの喉頭麻痺の状態ですが簡単に言いますと、
普通の健康な犬は呼吸に合わせて気管の入り口の弁がパカパカと開閉し、
水や食べ物などの異物が肺に入らないように弁が機能するのですが、
ちぃの場合、ほぼ閉じている状態で弁が止まっていて、
さらに呼吸が早く、苦しくなると逆側に弁が吸い込まれて塞がりそうになってしまいます。

呼吸がスムーズにいかないので、さらに呼吸が速くなり、
弁が閉じている狭い気管の入り口を、空気が強引に通ろうとするので、
喉の周りが赤く炎症を起こして腫れ上がり、さらに気道を防いでいき、悪循環になります。
(一度腫れ上がった炎症が元に戻るには3日かかります)

もし、その状態で体温を下げ、呼吸を落ち着かせるよう対処しないと、
気道が塞がれ、最悪呼吸困難となり、一時を争い、手遅れとなります。

ですので、とにかく常に体温が上がらないように気温と湿度に気を配り、
(適度な湿度があると呼吸がしやすくなる。晴れより雨の日が呼吸がラクで、気温は10度以下だとラクです。)
体温が上がった場合はとにかく早く体温を下げる、という事が大切です。


この病気は神経の病気で、治療や完治は見込めず、ただ悪化させないよう気を配る事が大事で、
専門医によると、喉の神経と足の神経は関連していて、進行すると足の運びも悪く歩けなくなっていきます。


喉頭麻痺が進んで外科処置が必要な場合は2種類の手術方法があります。

一つは喉頭の弁を半開きで固定、又は2つの弁のうち一つだけ開いた状態で固定する、
という方法で呼吸はラクになりますが、普段から弁が開きっ放しとなり、水やご飯を上げる時に細心の注意が必要で、
(立たせたまま、又は座らせて上から少量ずつ、ご飯を30分ぐらいかけてあげる、など)
誤まって気道に異物が入った場合は誤嚥性肺炎にかかってしまいます。

もう一つの方法は喉に直接穴を開ける方法ですが、
口から物は食べられなくなり、穴を開けた所も頻繁に消毒、殺菌の手間が非常にかかります。


ちぃは若い頃から大きな声が出せなかった事、大きな物は丸ごと食べられなかった事、何となく喉が弱い感じだった事などから、もともと兆候があったのかも知れません。

はっきりとおかしいな、と感じたのは、2年半前(11歳位)の冬で、
夜中や明け方になると、喉に小骨が刺さったのかのように、
”オ~~~ェッ”と吐く素振りを繰り返していました。(実際は何も吐かない)
後で分かったのですが、弁が機能しないので肺に入ってしまった水や食べ物を出そうとしていたようです。

その時におかしいと思い、病院に行ったのですが、”喉が弱いのでしょう”という事で特別な処置はしませんでした。

その後、寒い日や、雨の日は調子がいいのですが、
暑い日や運動後は息が荒く、雑音がして苦しそうなのでやはりおかしいと思い、別の病院へ。

血液検査、ホルモン検査、レントゲンなどでは特別な異常は見られず、
喉頭麻痺の疑いがあるという事で相模原の専門医を紹介されました。
(日本での喉の専門医は多分ここだけで、あとは大学病院になるそうです。)

軽い麻酔をかけて胃カメラを用い喉の動きを半日かけて観察。
高齢の犬にはこれだけでもかなりの負担になります。
そこで咽頭麻痺と診断され、日頃出来るケアをする事になりました。


日頃のケアとは、、、

・水やご飯は高い位置からあげる。
(特に高齢犬は飲み込む力が弱くなっているので大事です。)

・首輪より胴輪を使用。(喉を痛めないように)

・少しでも暑い日(真冬以外)はクーラーは欠かさず、息が上がらないよう温度設定。
(お友達のあむちゃんは、温度変化に弱いので、散歩前の30分をかけて室温を外気温まであげていきます。
例えば夏は冷房から外気と同じ温度の暖房にしていきます。涙ぐましい努力です・・・)

・毛はかなり短くカット。(皮膚病にならないよう、直接日差しを受けないように注意。床づれも注意。)

・ハァハァが始ったらクーラー、扇風機、アイスノン、水をかけるなどで体を冷やす。
(血管が太い脇の下と、太ももの付け根に、凍らしたペットボトルをタオルに巻いてあてるといいそうです。)

・息があがったら、小さく切って凍らしたスイカや、スティックタイプの氷の型にミルクを凍らしたものをあげる。
(あげすぎは下痢になるので注意)

・夏は散歩前から体を冷やし、散歩後もとにかく体を冷やす。
(出来れば行かないほうがいい)

・暑い時は散歩を避ける。散歩中に息があがったら、お水をあげて涼しい場所で休む。
無理に歩かせないでカート(台車)を使用。

・適度な湿度(50~60%)を保つ。適度な湿度があると物凄く呼吸がラクになります。

・寝る時は頭が高くなるようにする。(呼吸がラクになるのと、唾液が逆流するのを防ぎます)

・真冬の寒くて湿度が無い時などは、咳が酷くなるので、マフラーみたいな物を巻いて温めるといいです。(肺炎を防ぐ)

・呼吸が苦しくなりそうな時、苦しい時はレンコンのゆで汁をあげる。人にも効果あります。
(呼吸がラクになります。予防として普段からフードと混ぜてあげてもOK。
レンコンは料理に使えます。)

・運動は一切しない、散歩も極力少なくする。(一度炎症を起こした喉は腫れがひくまで3日かかります)

などです。(一部追記しました)


もし、ちぃと似た症状がある犬は、注意して先生とご相談下さいね~~~。
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by i13kei | 2013-09-05 01:40 | ちぃ