2012年 06月 30日
お預かりさんに望むこと
”保護犬の心に寄り添ってほしい”
保護犬の心に寄り添おうとすれば、犬が何を望んでいるのか自然と見えてきます。
外の臭いを嗅ぎたくてたまらない犬。
自分の事を見つめてもらいたい犬。
ご飯をお腹いっぱい食べたい犬。
人が怖い犬。
くっついていたい犬。
遊びたくてたまらない犬・・・・・。
犬の望む事全ては叶えられなくても、出来る範囲で叶えてあげたい、という気持ちが犬に伝わります。
犬の望む事が分からない時もあるけれど、理解したいと思う気持ちが伝わります。
そうやって、犬の心が少しずつ満たされていくと、今度は犬のほうから
私達に寄り添ってきてくれます。
私達が望む姿に近づこうと頑張ってくれている気がします。
だから、お手とか、お座りとか、色んなしつけが出来ても出来なくてもいいと思っています。
それよりももっと、人と一緒にいるとこんなに良い事があるんだと犬に知ってほしいのです。
(もちろん、人に迷惑をかける行為は治さないといけないですが)
里親さんの所に行ったら色んな事を覚えればいいんですものね。
(でも、我が家ではビシバシやってるかな)
・・・・・お預かりって大変です。
良い事もいっぱいあるけど、大変な事も沢山あります。
大変な事だらけだからこそ、嬉しさもひとしおなのかも知れません。
時々、何で自分が犬を助けたいのだろう、と思う事があります。
もしかしたら、自分が助けてもらいたいのかも知れませんね。
この黒ラブ君。150枚写真を撮った中で、おやつを使わないで私の方を向いてくれたのはこの一枚だけでした。
(それでも私の目は見ていませんね)
どなたか、このワンちゃんのお預かりをして頂けませんか?